伝え方について(プロローグ)

これまで3回に分けて「相手を知る」についてお伝えさせて戴きました。整理しますと、

① 自己開示をする

② 相互尊重と信頼関係を作る

③ ワークライフバランスのライフを知る

これで、あなたは「私のことを良く知ってくれている、思いやりのある上司(人物)」になった、と書かせて戴きました。

では、次のステップ、伝え方へ。

いくつかのポイントがありますが、プロローグとして、伝える側の「事前準備」について書かせて戴きます。

あなたは「伝える前」に「何を伝えたいか」を整理してから伝えていますか?

これが出来ていないと、聞いている側は、何を言っているかが分からないので「伝えたつもり」で終わります。

せっかく、私のことを良く知ってくれている、思いやりの有る上司(人物)になり、相手は心を開いて聞こうとしているのに、

何を言ってるのかが分からない、何を伝えたいのかが分からない、では意味がありません。

出来れば、「書き出す」くらいの事前準備があっても良いです。「書き出す」ことで、あなた自身の「頭の整理」にもなります。更に、重要な内容であれば、想定問答までシミュレーションすればベストです。

これは、会議の前も同じです。

話しをしていて、自分自身の話のストーリーがおかしくなり、辻褄が合わなくなって、伝えたかった内容がボケてしまったことはありませんか?

これは、あなたの事前準備不足が問題なのです。

来週は、「伝える前」にあなたが「伝えたいことを整理(書き出す)」するところから始めてみて下さい。

 

プロ経営者/企業再生プロデューサー   古小路勝利