『すべての経営者が知っておくべき理想の引退を迎えるための心得』(同友館)を上梓いたしました

『すべての経営者が知っておくべき理想の引退を迎えるための心得』(同友館)を上梓することとなりました。

昨年8月に上梓した『会社の後継者育成をめぐる7つの大罪』から半年後の上梓となります。

この本を綴るきっかけとなったのは、
サラリーマンには定年があり、その会社に勤めた時間の長さと貢献度によって退職金というものが計算され、会社との契約が切れると同時に支払われますが、中小企業の経営者(社長)においては、定年などなく、それどころか、365日24時間仕事体制で、「会社」という城を守るために心身を擦り減らし、休むことさえできず、ましてや、退職することなどできません。
戦後の日本経済を支え、モノづくり、コトづくり、サービスづくりに人生をかけ、走り続け、現在の日本を創り上げていただいた功労者の皆さまに「理想の引退」の形を描いていただき、これからの「安心した心豊かな暮らし」を贈らせていただきたい。それが、これまで数多くの人財を育成し、企業の業績改善、再生を行ってきた私ができる唯一の恩返しであると思ったこと。そして、2025年には全中小企業の経営者381万人の内の6割強である245万社の経営者が70歳を超え、そのうちの約半分が後継者未定という理由により127万社、そこで働く650万人の雇用が失われるかもしれないということを中小企業庁の報告で目にし、どうにかして、1社でも多くの、一人でも多くの雇用を守りたい、と心から思ったからです。

本書のタイトルには「心得」との2文字を表現しましたが、前半は心得、そして後半は実践編として、再現性を持たせた本に仕上げております。

・ なぜ、引退しないのか?
・ なぜ、引退できないのか?
・ なぜ、引き継げないのか?
・ 捨てなければならない勘違い、思い込みとは?
・ では、どうすれば良いのか?

現在、弊所においては、遅れている日本のSDGsの進捗に拍車をかけるための企業の経済活動(お金が儲かるSDGsビジネス)の実践支援を行っており、そこでの1つのノウハウである「後継者への引継ぎをスムースにする」ため、「企業価値を高める」ためのSDGs17のゴール、169のターゲットの利用方法も綴らせていただきました。

コロナ禍ではございますが、「時間は止まってはくれません」。

今できることから、今できるベストの行動を起こし、素晴らしい未来を切り開いて行きたいと考えております。

『すべての経営者が知っておくべき理想の引退を迎えるための心得』(同友館)

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